
陸上自衛隊と米軍、オーストラリア軍による共同指揮所演習「ヤマサクラ」の開始式が2日、朝霞駐屯地(東京都練馬区など)で行われた。演習では北海道と九州・南西諸島地域が侵攻される有事を想定する。
陸自によると、演習には陸自約5200人、米陸軍・海兵隊約1100人、豪軍約200人が参加。中国、ロシアの脅威を念頭にしているとみられ、日本列島の北と南で「仮想敵国」が着上陸侵攻する「二正面」のシナリオに3カ国が対処する図上演習を行う。
式典後の記者会見で、陸上総隊の遠藤充司令官は「日米豪が共同して日本で本演習を実施することは、同盟国、同志国との緊密な関係を内外に示し、抑止力・対処力をさらに強化できる」などと述べた。
米陸軍は人工知能(AI)を演習に組み込む方針で、同軍は取材に「AI導入は軍全体の取り組みで、対応をより迅速化し同盟国との連携をより円滑にする」と説明。「ヤマサクラにおけるAI活用は即応体制強化に向けた新たな一歩になる」などとコメントした。
〔写真説明〕日米豪共同指揮所演習「ヤマサクラ」の開始式=2日午後、朝霞駐屯地(東京都練馬区など)
2026年09月02日 19時30分