
皇室に伝わる美術工芸品を収蔵する皇居三の丸尚蔵館は4日、第2期の建て替え工事が完了し、11月3日に全面開館すると発表した。展示面積は建て替え前の約8倍に当たる約1300平方メートルに拡充される。
同日から来年5月まで、開館を記念した三つの特別展を開催。同館で収蔵する国宝や奈良・正倉院の宝物を展示するほか、同年2月からの第2弾では江戸時代中期の画家・伊藤若冲の代表作「動植綵絵(どうしょくさいえ)」30幅を一斉展示する。
特別展の入館料は一般2500円(第2弾のみ3000円)で、学生や23歳未満などは無料。いずれも日時指定の予約が必要。
同館は昭和天皇の逝去に伴い国に寄贈された美術品などを保管・公開するため、1993年に皇居・東御苑に建てられた。その後、収蔵品が増加したことから2019年に建て替え工事を始め、23年に一部で先行開館。香淳皇后や皇族方ゆかりの品など約2万1000点を収蔵する。
〔写真説明〕11月3日に全面開館する皇居三の丸尚蔵館(同館提供)
〔写真説明〕皇居三の丸尚蔵館で開催される特別展について説明する島谷弘幸館長(右から2人目)ら=4日午後、東京都千代田区
2026年09月04日 18時28分