
三重県亀山市の新名神高速道路で3月、大型トラックが乗用車に衝突するなどして6人が死亡した事故で、自動車運転処罰法違反(過失運転致死)罪に問われた元トラック運転手水谷水都代被告(55)の公判が10日、津地裁(出口博章裁判官)であった。検察側は拘禁刑7年を求刑し、結審した。判決は10月20日。
検察側は論告で、被告はトラックを運転中、スマートフォンで短編動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」の動画のスクリーンショットを撮影しようとしたと説明。渋滞の列を確認できたのに、約13秒間、時速約82キロで脇見運転したと指摘した。また、スマホを見ながら運転する「ながらスマホ」の厳罰化を知りながらも、常習的に続けるなど交通規範意識がまひしており、非常に悪質だと強調した。
「危険運転にも比肩する運転だった」と強く非難するとともに、「一般予防の観点からも厳重に処罰する必要性が高い」などとし、過失運転の法定刑の上限を求刑した理由を明らかにした。
弁護側は、被告が起訴内容を認めて反省と謝罪を繰り返しており、今後一切運転しないと述べているなどとして、相応の判決を求めた。
〔写真説明〕車4台が絡む事故が起きた新名神高速道路の野登トンネル=3月20日、三重県亀山市
2026年09月10日 18時39分