
地域住民が利用する幅5.5メートル未満の「生活道路」で2021~25年に起きた交通事故で、計約3万4000人が死亡したり重傷を負ったりしていたことが10日、警察庁のまとめで分かった。高齢者や子供は、歩行中や自転車乗車中の被害が多かった。
生活道路の法定速度は1日から時速30キロに引き下げられたが、周知が課題となっている。同庁は21日から始まる秋の全国交通安全運動で広報啓発に取り組む。
同庁が全国の生活道路で過去5年間に起きた交通事故を集計したところ、3万3332件の重大事故があり、死者は2149人、重傷者は3万2113人に上った。
生活道路は幅5.5メートル以上の道路と比べて歩行者と自転車が事故に遭う割合が約2倍で、高齢者の3分の2、小学生の95%が歩行中か自転車乗車中だった。同庁は「『生活道路は人が優先』を徹底してほしい」としている。
〔写真説明〕生活道路の自動車の法定速度が時速30キロに引き下げられ、速度違反を取り締まる警視庁の警察官=1日、東京都江戸川区
2026年09月10日 14時53分