
出版取次大手の日販が、米人工知能(AI)企業アンソロピックに日本の書籍を大量販売していた疑いを巡り、日販グループホールディングス(GHD)が業界団体「日本書籍出版協会」(書協)の照会に対し、販売の事実を認めていたことが7日、関係者への取材で分かった。
関係者によると、日販GHDは5日に書面で回答。海外関連の出版・流通事業などを手掛けるグループ会社の日販アイ・ピー・エス(IPS)が、2024年11月にアンソロピックと取引契約を締結し、同12月から25年12月まで書籍を販売していたと認めた。
日販IPSは契約前、アンソロピックに利用目的を確認していたが、AI学習を目的とした書籍購入との認識には至らなかったと主張。全体の冊数や価格については回答を控え、各出版社の個別の問い合わせに応じるとしているという。
〔写真説明〕スマートフォンに表示された米アンソロピックのロゴ(AFP時事)
2026年10月07日 16時39分