小1暴行死、母親に懲役8年求刑=保護責任者遺棄致死で無罪主張―名古屋地裁



愛知県犬山市で2024年、小学1年島崎奈桜さん=当時(7)=が暴行を受け死亡した事件で、保護責任者遺棄致死などの罪に問われた母親の島崎みなみ被告(35)の裁判員裁判が26日、名古屋地裁(梅沢利明裁判長)であり、検察側は懲役8年を求刑した。弁護側は同罪での無罪を主張し、結審した。判決は30日。

検察側は26日の公判で、島崎被告は内縁関係にあった倉田凱被告(34)=傷害致死罪で起訴=による奈桜さんへの強い暴行を知っていたと指摘。医療機関受診の必要性を認識しながら「倉田被告の暴行が発覚し、奈桜さんが再び一時保護されることを恐れ連れて行かなかった。本当は助かった命だった」と主張した。

弁護側は、倉田被告による強い暴行は認識しておらず、死亡前の奈桜さんの様子から「生存に必要な保護を要する状態だと認識していなくても無理はない」と反論。島崎被告による奈桜さんへの傷害罪については、暴行と嘔吐(おうと)などの因果関係が不明で暴行罪にとどまると訴えた。

起訴状によると、島崎被告は24年5月、倉田被告に腹部を殴られ、嘔吐を繰り返す奈桜さんを放置し敗血症性ショックで死亡させたとされる。同3月には自身も暴行を加え、嘔吐や発熱を伴う傷害を負わせたとされる。

〔写真説明〕名古屋地裁=名古屋市中区

2026年10月26日 16時44分


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