
皇室に伝わる美術工芸品を収蔵、展示する皇居・東御苑の「皇居三の丸尚蔵館」が2日、報道陣に公開された。3日から全面開館し、記念の特別展も開催される。
特別展では奈良・正倉院所蔵の「螺鈿紫檀琵琶(らでんしたんのびわ)」などを展示。正倉院の宝物が皇居で一般公開されるのは初めてという。来年2月からは、江戸時代中期の画家・伊藤若冲の代表作「動植綵絵(どうしょくさいえ)」30幅を一斉展示する。
島谷弘幸館長は2日の開会式で「全面開館を新たな出発点として、日本の文化芸術を次の世代、そして世界へとつないでいきたい」と述べた。
同館は昭和天皇の逝去に伴い国に寄贈された美術品などを保管・公開するため、1993年に開館。2019年から建て替え工事を始め、23年に一部を先行開館した。展示面積は以前の約8倍の約1300平方メートルに拡充される。
3日には、同館に隣接する「大手休憩所」も開業する。皇居初のカフェや、日本の四季や皇室の活動を紹介するコーナーが設けられる。
〔写真説明〕3日の全面開館を前に、報道陣に公開された皇居三の丸尚蔵館。写真は、皇居内で初めて一般公開される正倉院宝物の展示エリア=2日午前、東京都千代田区
〔写真説明〕3日の全面開館を前に、報道陣に公開された皇居三の丸尚蔵館=2日午前、東京都千代田区
2026年11月02日 17時14分