ロッテの佐々木朗は6回1失点の力投も今季初黒星を喫した。
五回まで4四死球ながら無安打に抑え、0―0で迎えた六回だった。先頭打者に四球を与えると、二盗とこの日二つ目の暴投で1死三塁に。4番大山に浮いたフォークを捉えられ、打球は右前に弾んだ。唯一許した安打が痛恨の適時打となり、「四球と暴投が全て。それ以外は良かったと思うので、そこだけがもったいなかった」と悔やんだ。
それでも一回に中野を163キロの直球で見逃しで仕留めるなど10個の三振を奪い、球場に詰め掛けた4万人を超えるファンを大いに沸かせた。2021年5月にプロ初勝利を挙げた甲子園で今季5勝目はならなかったが、吉井監督は「変化球の精度がいつもより少し悪いかなと思ったが、そんな中でもいい投球をしてくれた」と評価した。
【時事通信社】
〔写真説明〕8回を終え、グラウンドを見詰めるロッテの佐々木朗=4日、甲子園
〔写真説明〕力投するロッテ先発の佐々木朗=4日、甲子園
2023年06月04日 18時40分