土居、コートに別れ=東レテニス



土居は現役最後の試合を全力で戦い抜き、コートを去った。

世界ランキング6位のサカリとの対戦に「今まで頑張ってきたご褒美かなと思う。全力を出し切れることを楽しみながら試合をしていた」。鋭いサーブは相手のリターンミスを誘った。見せ場もつくったが、コースを突くサカリのストロークに押されて完敗。それでも「出し切れた」とすがすがしい表情を浮かべた。

試合後には、昨年のこの大会で引退を見届けた盟友の奈良くるみさんから花束を贈られ涙を流した。

159センチの小柄な体をフルに使ったショットで世界と渡り合ってきた15年間。「子どもの頃から好きなことをして、仕事でも好きなことをして、プロ生活を全うできたことが幸せだった」と笑顔で振り返った。

【時事通信社】 〔写真説明〕試合後、奈良くるみさんから花束を受け取り感極まる土居美咲=28日、東京・有明テニスの森公園 〔写真説明〕試合後、奈良くるみさん(右)から花束を受け取り、撮影に応じる土居美咲=28日、東京・有明テニスの森公園

2023年09月28日 21時50分


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