一力二冠、メダル逃し涙=アジア大会・囲碁



囲碁は28日、男子個人が行われ、一力遼二冠(日本棋院)は準決勝で柯潔(中国)に敗れ、3位決定戦では申真※(※ゴンベンに婿のツクリ、韓国)に屈して4位だった。

一力が何度も涙を拭った。3位決定戦は相手に主導権を握られ、なかなか好機を見いだせない。巻き返せぬまま対局を終え、「まだまだ実力が足りない」。絞り出すようにして言った。

アジア大会で囲碁が採用されたのは2010年広州大会以来だった。日本の囲碁愛好家の期待を背負い、「メダルを目標にしていた」という一力。29日からは団体戦が始まるが、「しっかりと気持ちを切り替えて。ただ、悔しい気持ちを忘れずに」。挽回のチャンスは、まだある。

【時事通信社】 〔写真説明〕囲碁男子個人3位決定戦、韓国選手と対局する一力遼二冠=28日、中国・杭州

2023年09月28日 22時39分


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