阪神は森下が一回に先制2ラン。同い年の一発で大きな援護をもらった新人の伊原は、リズム良くアウトを重ねた。交流戦前最後の試合で、チームを3連勝に導いたドラフト1位左腕は「低めに集めながら打たせて取ることができた」と胸を張った。
この広島との3連戦は初戦から村上、大竹と先発陣が好投。その流れにしっかりと乗り、イニングごとの先頭打者は出塁させないことを強く意識。六回は1死一塁から、菊池にファウルで粘られながらも最後は内角球で空振り三振を奪うと、続くファビアンは145キロで右飛に打ち取り、この回までは二塁を踏ませなかった。
課題の七回はピンチを招いて救援を仰いだが、これで先発した広島戦は3戦3勝。「どこに投げる時も勝つために何ができるかを考えているので、たまたま。野手のおかげ。イニングをしっかり投げ切れるようにまた頑張りたい」。さらなる成長を誓った。
【時事通信社】
〔写真説明〕力投する阪神先発の伊原=1日、マツダスタジアム
2025年06月01日 20時05分