神戸、3連覇遠のく=新潟に2点リードも―Jリーグ



冷たい雨の中、うなだれる選手の姿が深刻さを物語っていた。神戸はJ2降格が決まった新潟に2点のリードを追い付かれる痛恨のドロー。「勝たないといけなかったし、勝てた試合」と吉田監督。小さな声だった。

ハイプレスで迫り、前半終了間際と、後半早々の大迫のゴールで2点リード。ここまでは理想的な試合運びだった。だが、交代カードで巻き返しを図った相手に徐々に押し込まれた。「右サイドで数的不利をつくられて、試合の中で修正できなかった」と山川。終盤の2失点は、まさにその背後を突かれた。

勝負のシーズン終盤戦で、10月は3戦勝利なしに終わった。この日は3点目を狙える好機を仕留め切れず、本来は地力の違いを示すはずの終盤にガス欠に。宮代は「相手のボランチに時間を与えてしまった」と振り返った。

3戦引き分けと足踏みする首位鹿島との勝ち点差は5のまま。「少しでも(優勝の)可能性を高めるために、結果にフォーカスしてやり切りたい」と山川。過去に鹿島しか成し遂げていない3連覇の難しさと向き合いながら、逆転を信じて戦う。

【時事通信社】 〔写真説明〕前半、頭で先制ゴールを決める神戸の大迫(中央)=26日、デンカS

2025年10月26日 19時24分


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