高市首相、25日から初外国訪問=ASEAN皮切り、外交週間突入―トランプ氏と出発前電話へ



高市早苗首相は25日、東南アジア諸国連合(ASEAN)関連首脳会議出席のため、マレーシアのクアラルンプールを訪問する。就任後初の外国訪問で、トランプ米大統領の来日、韓国訪問と続く外交週間のキックオフとなる。首相は「世界の真ん中で咲き誇る日本外交」を掲げており、デビューの舞台で外交手腕をアピールしたい考えだ。

首相は24日の所信表明演説で、安倍晋三元首相が提唱した「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」を取り上げ、「外交の柱として力強く推進する」と語った。関係者によると、首相は「FOIPの打ち出しが弱い」と最近の日本外交への不満を周囲に漏らしており、中国への対抗を意識した安倍外交の「継承と進化」(政府高官)を目指す。

首相はマレーシア出発前の25日朝、トランプ氏と初の電話会談を行う方向で調整している。

マレーシア訪問は27日まで。首相は26日に日ASEAN首脳会議に出席し、脱炭素化に向けた東南アジア諸国との連携枠組み「アジア・ゼロエミッション共同体(AZEC)」首脳会合をマレーシアと共催する。2国間会談も行う見通しだ。

【時事通信社】 〔写真説明〕衆院本会議で所信表明演説をする高市早苗首相=24日午後、国会内

2025年10月24日 19時23分


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