
手堅い采配のロドリゲス監督が期待を込めていた。「中断期間で、より良いパフォーマンスをしていた」。6試合ぶりに先発起用されたのが、柏のFW細谷。鹿島と優勝を争う中、是が非でも勝利が欲しい一戦に「懸ける思いは強かった」。キャリア初のハットトリックで、チームに大きな白星をもたらした。
序盤から積極的な動きだしで、果敢にゴールを狙う。前半に得意の右足で2発。後半には味方の折り返しを冷静に沈めた。「やっと取れた」。大事な試合での活躍にも、淡々とした口ぶりだ。
今季は守備でも貢献度が高い垣田に先発を譲る形となり、後半からの出場がメイン。「最初は不満があった」と率直に言う。指揮官はそんな細谷に、役割を丁寧に説いた。己の仕事を理解したストライカーは、与えられた出場時間で、結果を残し続けてきた。
これで2年ぶりの2桁得点。鹿島と勝ち点1差で、最終節を迎える。「勝たないと優勝はない。目の前の試合を意識してやる」と細谷。自らのゴールで、栄冠を勝ち取る準備はできている。
【時事通信社】
〔写真説明〕後半、ハットトリックを達成し、喜ぶ柏の細谷(右)=30日、デンカS
2025年11月30日 19時50分