
木原稔官房長官は28日の記者会見で、同日閣議決定した2025年度補正予算案に防衛費と関連経費計約1兆1000億円を盛り込んだことで、国内総生産(GDP)比2%への引き上げを達成したとの認識を示した。当初は27年度の予定だったが、高市早苗首相が今年度中の実現を表明していた。
木原氏によると、防衛省は自衛官の処遇改善や防衛装備品の前倒し導入などで8472億円を計上。海上保安庁やサイバー安全保障、防衛に資する公共事業といった関連経費を合わせると約1兆1000億円に上る。これに25年度予算の約9兆9000億円を合計すると11兆円規模となる。
【時事通信社】
〔写真説明〕閣議に臨む高市早苗首相=28日午前、首相官邸
2025年11月28日 19時23分