
世界ボクシング評議会(WBC)バンタム級王座決定戦は24日、トヨタアリーナ東京で行われ、同級2位の井上拓真(大橋)が同級1位の那須川天心(帝拳)を3―0の判定で下し、世界王座返り咲きを果たした。
井上拓はWBC暫定、世界ボクシング協会(WBA)バンタム級に続く王座獲得。昨年10月の防衛戦に敗れ、今回が再起戦だった。キックボクシングから転向した那須川は、8戦目で初黒星を喫した。
立ち上がりこそ那須川のスピードとリーチの長さに苦しんだが、3回から距離を縮めてペースをつかんだ。採点はジャッジ2人が116―112、もう1人が117―111だった。
戦績は井上拓が21勝(5KO)2敗。那須川が7勝(2KO)1敗。
【時事通信社】
〔写真説明〕WBCバンタム級王座決定戦の3回、那須川天心(右)を攻める井上拓真=24日、トヨタアリーナ東京
〔写真説明〕WBCバンタム級王座決定戦で那須川天心に勝ち、笑顔の井上拓真(中央)。右は兄の尚弥、左は父の真吾氏=24日、トヨタアリーナ東京
2025年11月24日 22時33分