
来年2月のミラノ・コルティナ五輪出場枠を懸けたカーリングの最終予選が5日(日本時間6日)からカナダ・ケロウナで行われる。日本代表は女子がフォルティウス、男子はSC軽井沢ク主体のメンバーで臨む。13日(同14日)から始まる混合ダブルスは小穴桃里、青木豪組が出場。男女は8チーム、混合複は16チームが参加し、それぞれ2枠を争う。
男女は総当たりの1次リーグを行い、3位までがプレーオフに進む。まず1位と2位が対戦し、勝者が出場枠を獲得。その敗者と3位が最後の1枠を懸けて試合を行う。
女子の日本は8大会連続の五輪出場を目指す。3月の世界選手権で敗れた米国とトルコの他、11月の欧州選手権4位のノルウェーがライバルになりそうだ。フォルティウスは今秋の海外遠征中に会場のリンクで練習。スキップの吉村紗也香は「最後は自分がドロー(ショット)を決めて勝つイメージが常にある」と意気込む。
男子の日本は2大会ぶり3度目の五輪切符に挑む。初戦で当たる米国が最も実力があると目され、勝って勢いに乗りたい。10月のパンコンチネンタル選手権で競り勝った中国と韓国も地力があり、対戦経験の少ないオランダが不気味な存在だ。
混合複は8チームずつ2組に分かれて総当たりの1次リーグを行い、各組2位までがプレーオフに進む。1位同士が対戦し、まず勝者が出場枠を獲得。その敗者は2位同士の対戦での勝者とラスト1枠を争う。A組の日本は韓国、ドイツなどと実力が伯仲。B組には世界選手権3位のオーストラリアがいる。厳しい戦いを勝ち抜き、同種目で日本勢初の五輪出場を果たせるか。
【時事通信社】
〔写真説明〕撮影に応じるカーリング男子日本代表の(後列左から)小泉聡、柳沢李空、山本遵と、混合複日本代表の(前列左から)小穴桃里、青木豪=11月7日、長野・軽井沢アイスパーク
〔写真説明〕ミラノ・コルティナ冬季五輪最終予選代表決定戦でストーンを投じる小穴桃里(右)。左は青木豪=9月26日、北海道・稚内市みどりスポーツパーク
〔写真説明〕取材に応じるカーリング女子日本代表の吉村紗也香(右端)ら=11月18日、北海道・どうぎんカーリングスタジアム
〔写真説明〕ミラノ・コルティナ冬季五輪最終予選に向け、練習するカーリング女子日本代表の吉村紗也香(中央下)ら=11月18日、北海道・どうぎんカーリングスタジアム
2025年12月03日 07時10分