日本、初の頂点へ挑戦=団体、過去最高の総合力―フィギュアスケート〔ミラノ・コルティナ五輪〕



フィギュアスケート団体は2014年ソチ五輪で採用され、今回で4度目の実施。各国の顔ぶれを見ると、ショートプログラムからエース級の選手をそろえたチームも多いが、戦力が充実した日本は十分に初の頂点を狙える。

団体の五輪実施が決まった当時、日本のペアやアイスダンスのカップル種目は組数が少なく、団体で勝負できるレベルには届いていなかった。有望選手を発掘するところからのスタートで、メダル獲得は夢のまた夢だった。

それでもソチ大会では、個人の試合を控えた羽生結弦や浅田真央が団体の一員として戦って5位。日本スケート連盟の小林芳子強化副部長は、「日本のために」という心意気を示した選手の姿を見て「団体戦でもメダルを取れるフィギュア王国になりたいと思った」と振り返る。

18年平昌大会も5位。表彰台になかなか届かなかった日本だが、時間を費やしたペアの育成と強化がようやく実った。ペアに転向した木原龍一(木下グループ)が経験を重ね、三浦璃来(同)と組んで出た22年北京大会で活躍。初めてのメダル(銀)獲得に大きく貢献した。

この4年で三浦と木原は、さらに成長して世界王者として五輪に臨むまでになった。シングルも、今季のグランプリ(GP)ファイナルでは男女とも2選手が表彰台に。総合力では過去最高と言えるだろう。

普段はそれぞれの拠点で練習する選手がチームの一員となり、結束感が高まるのは団体ならでは。日本勢は五輪に向けた事前合宿で、同じリンクで練習してきた。小林強化副部長は「チームで五輪を戦うんだという気持ちが、個人戦のモチベーションになる」と信じている。

【時事通信社】 〔写真説明〕フィギュアスケート団体の競技前、坂本花織の練習を見守る日本スケート連盟の小林芳子強化副部長(奥右)=6日、ミラノ郊外 〔写真説明〕ソチ五輪のフィギュアスケート団体男子SPの演技を終えた羽生結弦(左端)を祝福する(右から)クリス・リード、キャシー・リード、鈴木明子、浅田真央、町田樹ら=2014年2月、ロシア・ソチ(EPA時事) 〔写真説明〕北京五輪のフィギュアスケート団体、ペアフリーで演技する三浦璃来(左)、木原龍一組=2022年2月、北京

2026年02月06日 20時32分


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