
英国遠征に臨む日本代表メンバー発表記者会見。「あれ、いない」。そこにMF守田英正(スポルティング)の名前はなかった。配られたリストに目を通す記者たちが、にわかにざわついた。
ワールドカップ(W杯)出場を決めた昨年3月を最後に代表活動から遠ざかる。その後はけがを繰り返し、クラブで出番を失う時期も。ただ、今年に入って先発に戻り、欧州チャンピオンズリーグ(CL)8強入りに貢献。「W杯へ強い気持ちを持っている」。高いパフォーマンスでアピールを続けている。
同じボランチでは、鎌田(クリスタルパレス)と佐野海(マインツ)が先行する。主将の遠藤(リバプール)も、W杯には間に合いそう。ただ、藤田(ザンクトパウリ)と田中(リーズ)が、3月のスコットランド戦でメンバー入りに前進するような違いを見せたかと言えば、意見は割れるだろう。
守田の特長はボールさばきだけでなく、試合の流れを読んで的確な位置取りから攻守に力を発揮できる点にある。タイプ的には鎌田に近く、森保監督は前述の会見で、「いつでも戦力として代表に入るだけの力はある」との評価を示した。
その一方で、監督は「そこには競争がある。全体のバランスを見ている」と続けた。守田は「最後まで諦めるつもりはない。クラブでやるべきことをやるだけ」。5月15日、天命を待つ。
【時事通信社】
〔写真説明〕W杯アジア予選のバーレーン戦でプレーする守田英正=2025年3月、埼玉スタジアム
2026年04月28日 07時05分