投球術に幅、好投でけん引=23歳金丸に芽吹く責任感―プロ野球・中日



力でずばりと抑えるだけが全てではない。中日の金丸が、一皮むけた投球で冷静に攻め抜いた。「めりはりを効かせて打たせたり、三振を取ったり。そこが昨年より良かった」。7回を3安打無失点に抑えた98球に、確かな手応えが残る。

リズム良く高低で惑わした。とりわけ効いたのはスプリット。時には浅尾投手コーチと正拳突きに似た動きで、リリース時の感覚などを養ってきた成果だ。「少しずつ自分のものにできている」と実感する決め球で、六回無死一塁からヒュンメルを投ゴロ併殺、佐野を空振り三振に取った。

大学時代に痛めた腰の影響で出遅れた昨季と異なり、2年目の今季は頭からフル回転。先発陣に新人の中西と桜井がいる今、「(同学年の)高橋宏と引っ張ると、ずっと思っている」。ベテランの背中を押し、後輩に背中を見せるという責任感が芽吹いている。

9連戦の初戦。チームを4連勝に導き、救援陣の消耗も避けた意義は大きい。順調なら、連戦中にもう一度先発が回ってくる。「本当にいい流れが来ている。この連戦、全て勝ちたい」。勢いある23歳の言葉には、妙に説得力がある。

【時事通信社】 〔写真説明〕力投する中日先発の金丸=28日、バンテリンドーム 〔写真説明〕5回、2死一、三塁のピンチを切り抜け、グラブをたたく中日先発の金丸=28日、バンテリンドーム

2026年04月28日 22時12分


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