指揮官の信頼厚く=必要なピース冨安健洋―サッカー日本代表・苦しみの先に(上)



サッカーのワールドカップ(W杯)北中米3カ国大会に臨む日本代表のメンバーは5月15日に発表される。けがで代表から遠ざかる3人に焦点を当てた。

◇ぶっつけ本番も

2月。新天地オランダでDF冨安健洋(アヤックス)は、実に2024年10月以来となるピッチに立った。途中出場で約15分プレー。「感情的になるかなと思っていたが、目の前の一試合にどう勝つかが先だった」

21年に22歳で名門アーセナル(イングランド)の一員に。サイドバックを主戦場に、状態に不安がなければ常に好パフォーマンスを発揮したが、プレー強度の高いリーグでけがが付きまとった。24年夏に右膝を痛め、秋に1試合出て再び離脱。手術を受け、昨夏にアーセナルを退団して無所属でリハビリに励んだ。

昨年12月、異例の「半年契約」でアヤックス入りして順調に復活への階段を上り、3月には日本代表に1年9カ月ぶりに選ばれた。しかし活動前の試合で太もも裏を痛め、無念の不参加に。幸い症状は軽いようで、夏に焦点を当てている。

4年前のカタール大会でも脚の状態に不安がありながら、出場すればさすがのプレーを見せた。森保監督の信頼は揺るがず、「大会期間中に100%に持っていける計算が立つのであれば、もちろん(選出を)考える」。状態が上がる見込みさえあれば、戦術理解の面では心配が要らない。戦いの厳しさが増す決勝トーナメント以降、冨安がいるといないのでは大きな違いになるだろう。

【時事通信社】 〔写真説明〕W杯予選でプレーする冨安健洋=2024年6月、エディオンピースウイング広島

2026年04月30日 08時17分


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