
「サッカーの母国」と言われるイングランドがワールドカップ(W杯)のトロフィーを掲げたのは、地元開催だった1966年。8大会連続、通算17度目の出場となる今大会は、優勝候補の一角に挙げられており、2度目の栄冠へ機は熟している。
2018年のロシア大会は4強、前回カタール大会は8強。欧州選手権は21、24年と2大会連続で準優勝するなど、近年は安定した成績を残している一方、優勝候補止まりとも言える。北中米3カ国大会の欧州予選は組み合わせにも恵まれたが、8戦全勝と圧倒的な強さを見せており、期待はさらに増している。
主将でエースストライカーのFWケーンを中心に、トップ下で存在感を示す22歳のベリンガムにロジャースらの前線は強力な布陣。プレミアリーグや欧州トップクラブで活躍するタレントが生み出す攻撃力が最大の強みだ。25年から指揮を執る名将トゥヘル監督がスター集団をどのようにまとめ上げるかに注目が集まる。
ケーンが不在だった3月の日本との国際親善試合は、0―1で敗れた。最前線は32歳の大黒柱が頼みという点や、守備に不安要素はあるが、優勝を狙える陣容であることは間違いない。今大会も60年ぶりの頂点へ「あと一押し」を求める戦いとなる。欧州の名門クラブを成功に導いてきたドイツ出身の指揮官が、探していた最後のピースとなるのか。その答えはもうすぐ明らかになる。
【時事通信社】
〔写真説明〕W杯予選のアルバニア戦で、話し合うイングランドのケーン(左)とベリンガム=2025年11月、ティラナ(EPA時事)
2026年05月16日 07時08分