
プレーオフ1ホール目。約1メートルの下りのバーディーパットを沈めると、山下は小さく右手を握り締めた。「緊張していたので、決めたラインに打つだけと思っていた。決まってくれてよかった」。緊張感から解き放たれ、達成感にあふれた笑みがはじけた。
首位と5打差で出た最終日。トップを猛追して一時は単独首位に立っても、「優勝は考えず、目の前のプレーに集中していた」。15番をこの日唯一のボギーとしたが、無心のゴルフを貫き18番をバーディー締め。その後に18番でスコアを落としたウォードとのプレーオフに突入し、1ホールで決めた。
父の日に遂げた米ツアー3勝目。優勝スピーチでは感極まった表情も見せ、「父の日に優勝したいという思いは強くあった。家族全員が支えてくれて調子が上がってきている」。コーチでもある父の勝臣さんからリモートでアドバイスをもらうなど、家族と共につかんだ勝利を喜んだ。
次週はメジャーの全米女子プロ選手権。「優勝できたことは自信につながった。次もいいスタートを切りたい」。昨年のAIG全英女子オープン以来となるメジャー2勝目へ、大きく弾みをつける1勝となった。(ベルモント時事)。
【時事通信社】
〔写真説明〕ウイニングパットを決め、喜ぶ山下美夢有=21日、米ミシガン州ベルモント(AFP時事)
2026年06月22日 11時07分