
アイスホッケー日本代表FWの三浦優希(29)が長年プレーした米国から帰国し、アジアリーグの横浜グリッツに入団した。時を同じくして東京都内のコンサルティング会社に入社。「ホッケーだけをいつまでもできるわけじゃない。ビジネススキルをしっかり身に付けたい」。その思いは米国時代から変わらず、日本でもデュアルキャリアを貫く。
昨季まで北米のプロ3部に相当するECHLのアイオワ・ハートランダーズに所属。日本人ながら主将を務めるなど足跡を残した。最高峰の北米アイスホッケーリーグ(NHL)には届かなかったが、その日々は誇れる。プレーの傍らビジネスにも関わった。
ニューヨークのスポーツエージェンシーで、シーズン中も含め通年で業務委託として働いた。日本から米国、カナダへのアイスホッケー留学を希望するジュニア選手らに対し、入学手続きやビザ申請代行、コーチとの連携などを支援した。
スポーツビジネスに携わった背景には、生活の切実さもあった。ECHLではよくて年俸3万ドル(約483万円)くらい。「二つの収入源を持つのはプラスだった」と振り返る。
日本のコンサルティング会社では営業チームに所属。業務改善やIT、デジタルトランスフォーメーション(DX)の分野で新規営業先を開拓していく。
横浜グリッツはデュアルキャリアを推奨しており、二足のわらじを履く選手が多い。「仕事でもホッケーでもいい成績を残して、こういうやり方があることを若い世代に見せていく。代表にも入り続けて、ホッケー選手としてのいい姿を残したい」と意気込んでいる。
【時事通信社】
〔写真説明〕日本代表でプレーする三浦優希(右)=2024年9月、デンマーク(EPA時事)
2026年06月23日 09時49分