
打撃不振の今のヤクルトにあって、投手陣は踏ん張りどころ。11年目の高橋に、もちろんその自覚はあっただろう。7回4安打1失点。立ち上がりでつまずいても、崩れることはなかった。
一回に中野、森下に直球をはじき返されて連打を浴び、阪神に先制を許した。ここで配球にアクセントを加える。佐藤はスライダー、大山にはチェンジアップを決め球に連続三振。最少失点で切り抜けると、二回以降は堂々たる内容だった。
計10奪三振。「チェンジアップがすごく良かった」と本人が言えば、池山監督も「三振が物語っているように、空振りが取れるボールが多かった」と好投をたたえた。無四球と制球も安定。ストライクゾーンに投げ込み、強力打線に真っ向勝負を挑んだ。
前夜は継投での無安打無得点試合を達成し、投手力で今月初めての連勝をもぎ取った。若手が多い先発陣を引っ張る立場の高橋は「中継ぎに良い投手がそろっている。何とかそこにつなぐことを継続できれば、順位も上がってくる」。けがで出遅れ、登板は7試合にとどまるが、シーズンはまだ長い。混戦のセ・リーグを抜け出すためには、大車輪の働きが求められる。
【時事通信社】
〔写真説明〕7回、阪神の前川を併殺に仕留め、喜ぶヤクルト先発の高橋=10日、甲子園
〔写真説明〕力投するヤクルト先発の高橋=10日、甲子園
2026年07月10日 22時42分