
2―1の八回。リードを広げた履正社の北西の2点三塁打を呼び込んだのは、塁上の選手の好判断だった。
無死一、二塁からの送りバントが決まらず、さらに4番の辻も遊飛に倒れて2死。二走の竿谷は球場がため息に包まれたことを感じ取った。「雰囲気を変えたい」。果敢にスタートを切ると、一走の小杉も呼応。重盗成功の勢いに乗り、打席の北西が快音を響かせた。
「思い切って仕掛けてくれた」と目を細めたのは多田監督。強豪ひしめく大阪大会を勝ち抜いた試合巧者が、実力の片りんを見せた場面だった。
【時事通信社】
〔写真説明〕8回表履正社2死二、三塁、北西が2点三塁打を放つ=11日、甲子園
2026年08月11日 19時50分