
佐賀商のエース東條は要所で粘った。三回2死二塁では持ち味のスローカーブで打者のタイミングを外し、二ゴロで切り抜けた。変化球の制球を意識して練習に取り組んできた成果が出た。仲間の好守にも支えられて1失点完投。夏の甲子園で29年ぶりの勝利はつかめなかったが、「苦しい場面でしっかり投げられた」と納得した。
ピンチを背負うたび、相手応援団の声援に圧倒されそうになった。東條は「気持ちで負けたら終わり。ここまで来たら楽しむしかない」と冷静だった。「憧れの甲子園でできたのは人生の財産」と喜んだ。
【時事通信社】
〔写真説明〕力投する佐賀商先発の東條=12日、甲子園
2026年08月12日 14時44分