緊張感乗り越え、34年ぶり=拓大紅陵、OBの思い背負い―高校野球



拓大紅陵が、準優勝した1992年以来34年ぶりとなる夏の1勝を手にした。アルプス席には大応援団が集結。有名な応援歌「チャンス紅陵」に合わせた声援に後押しされ、緊張感の漂う接戦を制した。

0―0で迎えた四回1死一、二塁。7番阪本は直球を捉えた。打球は左翼手の頭上を越え、先制の二塁打。ついに均衡を破り、スタンドのボルテージは最高潮に。これが決勝点となった。

五回以降は両チームともホームが遠く、拮抗(きっこう)した展開。主将の加治は、「多少のミスもあったが、しっかり自分たちの野球ができた」と振り返る。

寮では規則正しい生活や掃除、あいさつを徹底。日ごろから低い打球でつなぐ意識を持ち、基本を大事にしてきた。チームの合言葉は「恩」。加治は「OBの方たちが涙を流してきた。今、その涙を自分たちが力に変える」。

4番の片岡拓は、24年前の夏、やはり同校の4番として甲子園に出場した父を持つ。「球場の雰囲気や、相手校の威圧感を教わった。力になっている」。確かな自信を胸に、次戦に向かう。

【時事通信社】 〔写真説明〕佐賀商に勝ち、応援席に向かって駆け出す拓大紅陵の選手=12日、甲子園

2026年08月12日 17時21分


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