異国で10年目、最速の金字塔=マルティネス、偶然の来日から―プロ野球



20歳で渡った異国の地で10年目。今やマウンドに登るだけで相手に絶望感を与えるストッパーになった。巨人のマルティネスは史上最速の411試合で通算250セーブを達成。「とにかく自分の仕事をする」。地道に積み重ね、名球会入りの基準を満たす節目にたどり着いた。

来日のきっかけは偶然だった。中日で監督やコーチを務めた森繁和氏がドミニカ共和国に視察に訪れた際、マルティネスが投げる映像を目にした。森氏に同行していた、中日のブルペンキャッチャーなどを担うルイス・フランシスさんは「森さんが集中してテレビを見ていて、『ルイス、こいつ見てくれ』と言われた」。急きょキューバに向かい、その後の獲得に至った。

2017年、中日に育成選手として入団。当初は先発で投げた。厳しい走り込みやノックを課され、ルイスさんは「キューバと日本の練習は違ったみたい。コーチとけんかしながら練習していた」。それでもめげずに鍛錬を重ね、2年目に支配下選手契約を勝ち取る。ブルペンに定着した19年以降は毎年40試合以上に登板。通算防御率は1点台と、打者を圧倒し続けた。

落ち着いた性格で家族思い。「ものすごくいい人。みんなと仲が良かった」とルイスさん。25年に加入した巨人でも、チームにすっかり溶け込んでいる。

今後はどこまで数字を伸ばすのか。「数字や記録のことは考えない」。無欲でひたむきな豪腕の可能性は計り知れない。

【時事通信社】 〔写真説明〕通算250セーブを達成し、喜ぶ巨人のマルティネス(右)。左は捕手の大城=10日、東京ドーム 〔写真説明〕通算250セーブを達成し、歓声に応える巨人のマルティネス=10日、東京ドーム

2026年09月10日 22時47分


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