ライバル出現が後押しに=女子やり投げ日本新の北口榛花―陸上



【パリ時事】陸上のトップ選手が集まる新設大会のアルティメット選手権がブダペストで行われ、12日の女子やり投げで北口榛花(JAL)が68メートル92の日本新記録で優勝した。自身が2023年に出した67メートル38を3年ぶりに大幅更新した。

右肘のけがを抱えた昨季は不本意な形で終わり、今季も前半は納得のいく結果を残せなかった。それが後半に一転、新コーチと取り組んできた成果が出始めた。新たに出現したライバルが闘志に火を付ける形となった。

5月に中国の18歳、厳子怡が世界歴代2位の71メートル74を記録。以降の大会でも好記録をマークし、一躍トップの存在となった。パリ五輪女王の北口は、今は追う立場。結果的にはこれがプラスに働いた。「守っているものが多そうに見えて、そんなにはない。常に目の前に目標があるのはいいこと」と話す。

9月5日のダイヤモンドリーグ・ファイナルは2位。厳子怡に敗れたものの、今季初めて65メートルを超え、手応えを感じていた。アルティメット選手権ではそのライバルが1回目に68メートル05を出したことで、スイッチが入ったという。

五輪金メダル、世界選手権優勝などビッグタイトルを手にしてきた中、今は「常に彼女と勝負したいと思って試合に臨んでいる」と北口。強敵がいるからこそ、高いモチベーションを維持できている。

【時事通信社】 〔写真説明〕陸上のアルティメット選手権で優勝し、喜ぶ北口榛花=12日、ブダペスト(AFP時事) 〔写真説明〕陸上のアルティメット選手権で優勝し、笑顔を見せる北口榛花=12日、ブダペスト(AFP時事) 〔写真説明〕アルティメット選手権で投てきに臨む北口榛花=12日、ブダペスト(EPA時事)

2026年09月16日 07時08分


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