藤波朱理、アジア大会へ強い決意=旗手務める主役候補―レスリング女子



レスリング女子57キロ級の藤波朱理(レスター)は、愛知・名古屋アジア大会に並々ならぬ思いを持っている。開催地に近い三重県四日市市出身。2024年パリ五輪53キロ級金メダリストは、19日の開会式で日本の旗手を務める。「わくわくしている。最高のパフォーマンスを出して、競技を通して(周囲の方へ)感謝を伝えたい」と力強く意気込む。

パリ五輪後、減量苦により28年ロサンゼルス五輪へ向けて階級を上げた。過酷なトレーニングで体づくりを行う中、2大会連続の金メダルが懸かるアジア大会を大きなモチベーションとしてきた。世界の頂点に立ったことで重圧に苦しんだ時期もあったというが、「レスリングを楽しむ」と原点回帰。今はチャレンジャーとの気構えで臨んでいる。

現階級では昨年のU23(23歳以下)世界選手権を制したが、シニアの国際大会は今回が初めて。ロスを見据えて力を試す貴重な機会となる。五輪とは異なり初戦から決勝までを1日で終えるため、約10種類のメニューを連続して行うサーキットトレーニングなどでスタミナを重点的に強化した。153連勝中の女王は「厳しい戦いになるという覚悟はできている。全てを出し切りたい」ときっぱり。

自身の出番は閉会式前日の10月3日。パリ五輪も大会終盤に試合があり、「自分の前に行われる競技を見て刺激を受けたのが大きかった。アジア大会も、いろいろな選手の活躍を見て気持ちを高められたら」。大会の主役候補は、晴れ舞台を存分に味わうつもりだ。

【時事通信社】 〔写真説明〕アジア大会日本選手団の結団式で、団旗を受け取ったレスリング女子の藤波朱理(右)。中央は日本選手団の井上康生団長。左は日本オリンピック委員会(JOC)の橋本聖子会長=8月19日、東京都港区 〔写真説明〕レスリングの明治杯全日本選抜選手権、女子57キロ級で優勝し、喜ぶ藤波朱理=5月24日、東京・駒沢体育館

2026年09月16日 07時07分


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