
元看板力士の貫禄を存分に示した。朝乃山が尊富士との優勝経験者同士による1敗対決を制し、「相手は新入幕で優勝した力士。歓声を力に変えて頑張った」。共に実力者の一番に館内も沸いた。
強烈なのど輪にもひるまず、圧力をかけて前進。得意ではない左四つで組み、上手を与えて追い詰められても踏ん張る。回り込んだ後に右からの突き落とし。「踏み込みは良かった。追い込んだ時にチャンスはあった。途中まで良かったが」。勝利の喜びは二の次に悔しそうに言った。
左膝の大けがを乗り越え、1月の初場所で幕内に返り咲き。以前から取り入れているピラティスも継続しているという。患部の保護と強化に努めており、「今場所は膝がよく動いてくれている」と明るい表情を見せる。
幕内復帰後、休場を除けば、全ての場所で勝ち越し、番付を着実に戻している。今場所は4勝1敗と好調を維持して中盤戦へ。復活を期する元大関は「千秋楽まで気が抜けない」と自身を奮い立たせた。
【時事通信社】
〔写真説明〕朝乃山(奥)は突き落としで尊富士を下す=17日、東京・両国国技館
2026年09月17日 20時46分