
愛知・名古屋アジア大会の期間中、名古屋市中区の久屋大通公園で行われているイベント「メダリスト・セレブレーション」が好評だ。来場者がメダル獲得を祝福する中、選手は目の前を歩きながら歓声に応え、写真撮影やサインにも気軽に応じる。コスプレで登場し、会場を沸かせる選手も。競技を離れた場所での交流は、選手と来場者の双方にとって貴重な機会となっている。
9月28日は雨の中、来場者が途切れることなくランウエーを囲んだ。この日は、競泳男子200メートル平泳ぎで世界新記録を樹立した17歳の大橋信(枚方SS)や、女子やり投げで銀メダルの北口榛花(JAL)ら計60人のメダリストが登場。競技中とは違う柔らかな表情で歩き、手を振り合うなどしてファンとの時間を楽しんだ。
家族と会場を訪れた名古屋市の50代女性は「他のスポーツを知るきっかけにもなった。北口選手を近くで見られてよかった」と高揚した様子で話した。
馬術代表の村田諒(日本中央競馬会)は、高さ2メートルを超える四足歩行の馬のかぶり物で登場。会場を笑顔に包んだ。「馬術は馬がいて成り立つ競技。馬が頑張った結果を見せたかった」と「馬同伴」の意義を真顔で語る。「観客が盛り上げてくれる。気持ち良かった。もう一回ここを歩きたい」と感激していた。
地元愛知県出身で競泳男子の村佐達也(イトマン東京)は、自撮り棒で撮影しながら参加。「応援してくれる方々と交流できるのは、自分にとっても力をもらえる」。北口も「競技場では観客と選手の距離がちょっと遠い。近くで会えてうれしかった」と満面の笑みで喜んだ。
同様のイベントは2024年パリ五輪でエッフェル塔前のトロカデロ広場で行われ、好評だったことから今大会でも実施が決まった。入場は無料で、大会最終日の10月4日まで開催。
【時事通信社】
〔写真説明〕久屋大通公園で開催されたメダリスト・セレブレーションに馬のコスチュームで登場した馬術の村田諒(右手前から2人目)=28日、名古屋市中区
〔写真説明〕久屋大通公園で開催されたメダリスト・セレブレーションに登場した競泳男子の大橋信(中央)=28日、名古屋市中区
〔写真説明〕久屋大通公園で開催されたメダリスト・セレブレーションに登場した、陸上女子やり投げの北口榛花(後列左から3人目)らメダリスト=28日、名古屋市中区
〔写真説明〕久屋大通公園で開催されたメダリスト・セレブレーションに登場した陸上女子やり投げの北口榛花(右端)=28日、名古屋市中区
2026年09月30日 20時33分