
エース級の働きをしてきた左腕は、やはり頼もしかった。阪神の高橋が危なげない投球を披露し、阪神の優勝マジックは一つ減って3に。8回を封じてリーグトップの16勝まで積み上げ、「長いイニングを久々に投げられて充実感がある」と笑顔で言った。
走者を出しながらも、徹底的に低めに制球。直球と沈むツーシームを軸に、丁寧に投げた。7月14日以来となった八回のマウンドも、テンポ良く3人で抑える。捕手の伏見が「最後まで球威が落ちなかった」と振り返れば、高橋は「後半になっても、したい動きができた」とうなずいた。
甲子園を沸かせたのは、本業だけではない。七回の攻撃。2死三塁で代打を出されてもおかしくない場面だったが、高橋がそのまま打席へ向かった。初球の153キロを左前にはじき返す適時打。打者顔負けの痛烈な打球に「めっちゃ気持ち良かった」。
9年目の今季は故障なく先発陣の中心で投げ続け、初の規定投球回にも到達。ハイペースで白星を重ねた高橋は「野手や後ろを投げてくれる投手、トレーナーさんたちのおかげ」。最後まで気を緩めず、シーズンを戦い抜く。
【時事通信社】
〔写真説明〕16勝目を挙げ、2番手の工藤(右)と談笑する阪神の高橋=30日、甲子園
〔写真説明〕好投する阪神先発の高橋=30日、甲子園
〔写真説明〕7回、適時打を放つ阪神の高橋=30日、甲子園
2026年09月30日 22時24分