
復調の糸口をつかもうとしていたのだろうか。試合前、普段は室内で打撃練習を行うドジャースの大谷が屋外でのフリー打撃に精を出した。このポストシーズンでは初めての光景。異例の調整に、必死さが垣間見えた。
剛腕ミジオロウスキーとの対戦が注目された中、二回は四球で出塁して先制のホームを踏む。相手が継投に入った後の六回は甘く入ったスライダーを左前に運んだが、全体的には打ち損じる場面が多かった。本来の姿に戻ったとは言いがたい。
同じ顔合わせだった昨年のリーグ優勝決定シリーズは伝説的な活躍をした。第4戦に投打の二刀流で出場して勝利投手となり、打者として3本塁打。今年は打って変わり、もどかしい日々が続く。このままでは終われないはずだ。
本塁打は8月18日が最後。ロバーツ監督は「しっかりと四球を選んで質の高い打席を重ね、安打を何本か打つ。まずはそこからだ」と言う。相手に緻密な野球を展開され、ドジャースは大事な初戦を落とした。巻き返しに向け、大谷の目覚めが待たれる。
【時事通信社】
〔写真説明〕ナ・リーグ優勝決定シリーズ第1戦、ブルワーズ戦の8回、内野フライに倒れるドジャースの大谷=11日、ミルウォーキー
〔写真説明〕ナ・リーグ優勝決定シリーズ第1戦、ブルワーズ戦の2回、パヘスの適時打で二塁から生還するドジャースの大谷=11日、ミルウォーキー(AFP時事)
2026年10月12日 15時14分