実力者が真価、新王者も=ロス五輪へ課題明確に―世界柔道



【バクー時事】柔道の世界選手権は11日、バクーで全日程を終えた。個人戦では男女とも実力者が順当に結果を出し、新王者も誕生。2年後のロサンゼルス五輪への課題も明確になった。

男子は7階級で三つの金を含むメダル7個を獲得。66キロ級で五輪3連覇を目指す阿部一二三(パーク24)が日本男子で単独最多となる5度目の優勝を果たし、90キロ級の村尾三四郎(JESエレベーター)は連覇を遂げた。それぞれ今大会で日本勢対決も制し、ライバルにまた一つ差をつけた。

2019年の大野将平を最後に日本勢の金がなかった73キロ級では個人戦初代表の22歳、田中龍雅(筑波大)が優勝。同学年で100キロ級の新井道大(東海大)は3大会連続メダルとなる銀と、若い世代も実力を示した。

4大会連続でメダルなしの100キロ超級は、海外勢のレベルが格段に上がる中、五輪本番までにどこまで差を詰められるかがカギ。男子の鈴木桂治監督は「ゴールの五輪までに何をすべきなのか、もう一度洗い出していく」と立て直しを誓った。

女子は四つの金を含むメダル5個。52キロ級の阿部詩(パーク24)は18年大会から続く世界選手権無敗を守り6度目の頂点。63キロ級の嘉重春樺(ブイ・テクノロジー)は24年12月の国際大会デビューからの連勝を40に伸ばし、大会2連覇を達成した。

48キロ級は古賀若菜が5度目の出場で初優勝。57キロ級の大森朱莉(ともにJR東日本)は初出場ながら、この階級の日本勢では18年以来の栄冠を手にした。

一方、70キロ級以上のメダルは、78キロ級の池田紅(コマツ)の銅のみに終わった。女子の塚田真希監督は「しっかり振り返って、階級の層をどう厚くするか、向き合っていきたい」と語った。

【時事通信社】 〔写真説明〕柔道の世界選手権で金メダルを獲得した阿部一二三(右)と妹の詩=5日、バクー(AFP時事) 〔写真説明〕男子73キロ級決勝で攻める田中龍雅(右)=6日、バクー(AFP時事)

2026年10月12日 19時10分


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