「あと一球」からの悲劇=阪神、4連敗で終戦―プロ野球CS



阪神を待っていたのは、悪夢のような光景だった。5―4で逃げ切りを図った九回2死二、三塁。工藤は追い込んだ後に、痛恨の逆転打を浴びた。甲子園で鳴り響いていた「あと一球」コールは、あっという間に悲鳴に。リーグ覇者がよもやの4連敗で終戦。工藤は涙を流し、「きょうのことは絶対に忘れない」と言葉を振り絞った。

役者がそろった阪神はやはり強い。八回までは、そう思わせるような展開だった。崖っぷちのチームを、第3戦でそろってスタメンを外れた森下と佐藤が復帰して勇気づけた。

森下は五回に反撃のソロを放ち、七回には一時勝ち越しとなるアーチ。体の状態に不安を抱えているのがうそのような豪快な2打席連発だった。佐藤も七回に好機を演出する二塁打を放つなど2安打と気を吐く。それでもチームを勝利には導けず、佐藤は「大事なときにけがをして2試合出られなかったことは悔い」と話した。

日本シリーズで涙をのんだ昨季に続き、選手層などに課題が残った。藤川監督は、この敗戦を「球団の財産にしなければいけない」。来季への糧にすることを誓った。

【時事通信社】 〔写真説明〕9回、DeNA・三森の2点適時打で逆転を許した阪神4番手の工藤(右)=17日、甲子園 〔写真説明〕DeNAに敗れ、観客席に向かって一礼する佐藤(中央)ら阪神の選手=17日、甲子園 〔写真説明〕7回、勝ち越しのソロ本塁打を放つ阪神の森下=17日、甲子園 〔写真説明〕DeNAに敗れて日本シリーズ進出を逃し、厳しい表情の阪神・藤川監督=17日、甲子園

2026年10月17日 20時52分


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