
追いつ追われつのシーソーゲーム。DeNAは劣勢の場面でも諦めなかった。九回に逆転し、CSファイナルステージを突破。王手をかけていたとはいえ、一つでも負ければ阪神に流れがいきかねない甲子園。粘り勝ちしたチームを、相川監督は「ベイスターズらしさを全開で出せた」とたたえた。
新たなヒーローが生まれた。1点を追う九回。度会の内野安打などで2死二、三塁とし、八回から代走で試合に途中出場した三森が打席に入った。「何も考えずに食らい付いていこう」。ノーボール2ストライクから工藤が投じた160キロの直球を捉え、中前へ逆転の2点適時打。アウトになれば試合終了の場面で、足のスペシャリストがバットでチームを救った。
リーグ3位でCSに乗り込み、巨人と阪神を相手に無傷の6連勝。ロースコアの展開でも踏ん張る投手陣を、自慢の強力打線が支えた。各自がやるべき役割を全う。一致団結して2年ぶりに日本シリーズの舞台を勝ち取った。
2年前と同じくソフトバンクと日本一を争うことになった。パの王者は投打とも豊富な戦力を誇るが、相川監督は「日本シリーズでも全員で戦って、日本一をつかみ取りたい」と尻込みする様子はない。巨大戦力を相手に、再び「下克上」での頂点を狙う。
【時事通信社】
〔写真説明〕9回、逆転の2点適時打を放ったDeNAの三森(奥)。手前は阪神4番手の工藤=17日、甲子園
〔写真説明〕9回、三森の逆転の2点適時打を喜ぶDeNAの相川監督(右)=17日、甲子園
〔写真説明〕阪神に勝って日本シリーズ進出を決め、喜ぶ三森(右端)らDeNAナイン=17日、甲子園
〔写真説明〕日本シリーズ進出を決め、祝勝会でビールかけを楽しむDeNAの相川監督(右)ら=17日、兵庫県芦屋市
2026年10月17日 21時39分