
パ王者の貫禄を見せつけた。ソフトバンクが、4連勝で2年連続の頂点に立った。昨年の日本一とリーグ3連覇は、いずれも敵地で達成。就任3年目で、初めて本拠地で宙に舞った小久保監督は「みずほペイペイドーム福岡の天井を見ながらの胴上げを、常日ごろからイメージしていた。やっと達成することができた」。ファンの歓声を浴び、言葉を詰まらせた。
リードを許しても、ナインが慌てることはなかった。0―2の四回。山本祐の2点三塁打で追い付くと、柳田が二塁後方を守っていた遊撃を強襲する安打で勝ち越し。第3戦では極端な守備シフトに安打を阻まれていたが、速い打球で破ってみせた。「好機を生かすことができてよかった」と胸をなで下ろした。
選手層の厚さが際立った。レギュラーシーズンで100打点以上をマークした近藤や栗原が本調子ではなかったが、脇役の庄子や牧原大らの活躍でカバー。4人の先発投手がいずれも粘って流れを渡さず、強力な救援陣がセ3位から勝ち上がった勢いのあるDeNA打線を封じた。
2年前のシリーズで敗れ、悔しい思いをさせられたDeNAに借りを返した。いずれも紙一重の戦いだったが、最後には上回ったのが強さの証明。ポストシーズンを無敗で駆け抜け、笑顔でシーズンを締めくくった。
【時事通信社】
〔写真説明〕2年連続で日本シリーズを制し、胴上げされるソフトバンクの小久保監督(上)=28日、みずほPayPay
〔写真説明〕4回、勝ち越しの適時打を放ったソフトバンクの柳田(手前)=28日、みずほPayPay
2026年10月28日 21時46分