「コメを買おうとしない」=トランプ氏、日本に不満



【ワシントン時事】トランプ米大統領は30日、日本は「われわれのコメを買おうとしない」とSNSで不満を示した。トランプ氏はコメの高関税を非難し、日本に輸入拡大を求めてきた。自動車貿易に続き、日本に対する市場開放の圧力を強めている。

トランプ氏は「大規模なコメ不足が生じているにもかかわらず」輸入しないと指摘。価格高騰とコメ不足が続く中でも日本が米国産のコメを受け入れないことをやゆした。

さらに「書簡を送るだけでいい」として、日本に関税率を通知する意向を改めて示した。「米国に関し、各国がどれだけ甘やかされているか見せつける」と強調した。

コメは第1次トランプ政権時の日米貿易協定交渉で、日本が「聖域」と位置付け、関税見直しの対象から外してきた経緯がある。コメの輸入拡大は、参院選を前にした自民党支持層の農家の離反につながる恐れがあり、反発も大きそうだ。

【時事通信社】 〔写真説明〕トランプ米大統領=6月27日、米ワシントン(AFP時事)

2025年07月01日 08時03分


関連記事

政治・行政ニュース

社会・経済ニュース

スポーツニュース