陸上の世界選手権東京大会(9月)代表選考会を兼ねる日本選手権が4日、東京・国立競技場で開幕し、女子5000メートルで田中希実(ニューバランス)が14分59秒02の大会新記録で4連覇を果たし、代表に決まった。
男子100メートル準決勝は、小池祐貴(住友電工)が10秒16の全体トップで5日の決勝に進んだ。多田修平(同)は10秒19の1組2着、桐生祥秀(日本生命)は10秒21の3組2着で通過。日本記録保持者の山縣亮太(セイコー)、3連覇が懸かった坂井隆一郎(大阪ガス)は敗退した。
予選では、世界選手権2大会連続入賞のサニブラウン・ハキーム(東レ)が10秒45の7組4着で敗退。6組ではアジア選手権2連覇の柳田大輝(東洋大)が不正スタート(フライング)で失格となった。
男子走り高跳びは真野友博(九電工)が2メートル29、同3000メートル障害は青木涼真(ホンダ)が8分26秒62で優勝。女子やり投げは上田百寧(ゼンリン)が制した。
800メートル予選で女子の久保凜(東大阪大敬愛高)、男子の落合晃(駒大)は5日の決勝に進出。
【時事通信社】
〔写真説明〕女子5000メートル、力走する田中希実(右端)=4日、東京・国立競技場
〔写真説明〕男子100メートル予選を終え、下を向くサニブラウン・ハキーム=4日、東京・国立競技場
〔写真説明〕男子100メートル予選で失格となった柳田大輝(中央)=4日、東京・国立競技場
2025年07月04日 22時28分