石破茂首相が、訪日するベセント米財務長官と18日にも東京で会談する方向で調整に入ったことが15日、分かった。米国が8月1日から日本に課す25%の相互関税を回避しようと首相自ら事態打開に動いた形だが、ベセント氏は参院選期間中の交渉には慎重な姿勢。両国の交渉本格化は投開票後になるもようだ。
ベセント氏は、大阪・関西万博で19日開催される米国の「ナショナルデー」に大統領代表団トップとして出席する。関係者によると、首相との会談はこの前日の18日が有力だ。
日本側はナショナルデーに閣僚を派遣し、代表団を出迎える。関税交渉を担ってきた赤沢亮正経済再生担当相が現地入りする見通しだが、同氏は15日の閣議後記者会見で「調整中。政府としてベストな方法が決定されるだろう」と述べるにとどめた。
【時事通信社】
2025年07月16日 18時02分
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