時事通信が11~14日に実施した7月の世論調査によると、石破内閣の支持率は前月比6.2ポイント減の20.8%で、昨年10月の発足以降の最低を更新した。不支持率は同6.6ポイント増の55.0%に上り、発足後最も高かった。
石破内閣の支持率でこれまで最低だったのは今年5月の20.9%だった。翌6月の調査は小泉進次郎農林水産相の就任が影響したとみられ27.0%に上昇していたが、再び5月の水準に戻った。
内閣を支持する理由(複数回答)は「他に適当な人がいない」8.9%、「首相を信頼する」5.2%、「首相の属する党を支持している」3.3%などの順。支持しない理由(同)は「期待が持てない」29.7%、「リーダーシップがない」21.9%、「政策が駄目」21.6%などと続いた。
政党支持率は、自民党が前月比2.5ポイント減の16.4%、立憲民主党が同1.1ポイント増の5.5%で、参政党が同2.2ポイント増の4.7%で3位に上昇した。以下、国民民主党と公明党がともに3.1%、れいわ新選組2.1%、共産党1.6%、日本維新の会1.5%、日本保守党1.1%、社民党0.3%。支持政党なしは54.9%だった。
調査は全国18歳以上の2000人を対象に個別面接方式で実施。有効回収率は59.0%。
【時事通信社】
〔写真説明〕石破茂首相=2日、首相官邸
2025年07月17日 17時00分