日韓首脳、来月奈良で会談調整=首相の地元、シャトル外交



高市早苗首相は、韓国の李在明大統領と来年1月中旬に自身の地元奈良県で首脳会談を行う方向で調整に入った。日本政府関係者が4日明らかにした。首脳が相互訪問する「シャトル外交」の一環で、実現すれば李氏にとって8月に続き2度目の来日となる。

両首脳は10月に韓国・慶州で開かれたアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に合わせて初めて会談した。「未来志向」の安定的な関係発展とシャトル外交継続で一致。李氏が奈良への訪問を提案し、高市氏が快諾していた。

首脳会談では経済連携の強化や地方活性化など、両国に共通する課題の解決に向け意見が交わされる見通し。また、ロシアとの軍事協力を深める北朝鮮や、台湾を巡って日本との関係が冷え込んだ中国への対応など地域情勢についても協議する。

【時事通信社】 〔写真説明〕首相官邸に入る高市早苗首相=4日午後、東京・永田町

2025年12月04日 22時02分


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