電通G、最大の3276億円赤字=海外事業不振、初の無配に―25年12月期



電通グループ(G)が13日発表した2025年12月期連結決算(国際会計基準)は、純損益が3276億円の赤字(前期は1921億円の赤字)で過去最大となった。海外事業が不振で、新たに3101億円の減損損失を計上したことが響いた。

営業損益は2892億円の赤字(同1249億円の赤字)、売上高は前期比1.7%増の1兆4352億円だった。業績低迷を受け、年間配当は01年の上場以来初の無配に転落する。

五十嵐博社長(65)は退任し、中核会社である電通の佐野傑社長(55)が後任に就く。いずれも3月27日付。後任の電通社長には松本千里電通副社長(59)が4月1日付で昇格する。経営体制を刷新し、再建を急ぐ。

26年12月期の業績予想は売上高が3.9%増の1兆4915億円。グループ会社の統合や削減で効率化を進めることで、営業利益が1526億円、純利益は697億円と黒字転換を見込む。ただ、足元の急激な業績悪化が響き、年間配当予想は2年連続で無配とした。

同社は海外広告事業が振るわず、23年12月期以降は純損益ベースで赤字が続いている。今回の減損では追加の損失を最大限織り込んだとし、26年以降にさらなる損失を計上する可能性は「限定的だ」と説明している。

【時事通信社】 〔写真説明〕佐野傑

電通グループ次期社長

2026年02月13日 18時48分


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