物価高が続く中、間もなく迎える花見の季節。今年の予算を聞くと、昨年より13.8%減の平均6383円だったことが21日までに、調査会社インテージ(東京都千代田区)のアンケートで分かった。節約志向が影響したとみられ、1人で楽しむ「ソロ花見」が定着しつつある実態も明らかになった。
調査は2月中旬、同社がインターネットを通じ全国の15~79歳の男女を対象に実施。2500人から有効回答を得た。
今年の花見について「予定している」「するかもしれない」と答えたのは951人(38.0%)で、平均予算は6383円(昨年比13.8%減)だった。予算は新型コロナ流行が始まった20年は2737円で、23年には約7000円に回復。昨年は7407円だった。
花見に行く時間帯や場所を複数回答で聞くと、「昼、近場の桜が咲く場所」が71.1%でトップだった。誰と行くかを聞くと、1人で行くと答えたのは9.8%で昨年より0.3ポイント増えた。
同様に、「昼、近場の桜の名所」(42.7%)を選んだ中で1人で行くと答えたのは9.4%(昨年比3.2ポイント増)だった。「夜、近場の桜が咲く場所」(18.4%)の中で1人で行くのは12.0%(同3.1ポイント増)、「夜、近場の桜の名所」(11.0%)のうち1人で行くのは8.6%(同2.3ポイント増)だった。
同社の担当者は「物価高で生活必需品のコストが上がる中、花見にかけるお金にも節約志向の影響が出ている」と分析。「通勤や帰宅途中などに自分のペースで桜を楽しむソロ花見も定着しつつあると言えるのでは」と話している。
【時事通信社】
2026年03月21日 14時32分
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