為替動向、日米の連携確認=片山氏、介入への米側理解を示唆―財務相会談



片山さつき財務相は12日午前、財務省でベセント米財務長官と会談した。片山氏は会談後の記者会見で、足元の為替市場の動向を巡り「日米間で非常によく連携できていることを確認した」と述べた。急速な円安進行を受けて政府・日銀が4月末以降に行った円買い・ドル売り介入に対し、米側の理解を得たことを示唆した。

片山氏は、市場の過度な変動への対応として為替介入を容認した昨年9月の日米財務相共同声明に沿って「引き続き、しっかりと連携していくことを確認し、全面的に理解を得た」と説明した。日米の経済対策に関しても意見交換したが、「歳出も含めて(双方とも)全く問題の指摘はなかった」という。日銀の金融政策について議論があったかどうかについてはコメントを控えた。

片山氏とベセント氏の会談は4月の米ワシントン以来。今回の会談では、米アンソロピックの「クロード・ミュトス」など最先端AI(人工知能)を悪用した金融機関へのサイバー攻撃の脅威に足並みをそろえて対応する重要性を確認した。中国が圧倒的なシェアを握る重要鉱物については、日米欧などの同志国でサプライチェーン(供給網)強化を進めることも議論した。

ベセント氏は続いて、赤沢亮正経済産業相と経産省で会談。エネルギーや重要鉱物分野における協力強化で一致したほか、米国の高関税措置に関し、日米双方が昨年の合意事項を実施していくことを改めて確認した。

【時事通信社】 〔写真説明〕握手するベセント米財務長官(左)と片山さつき財務相=12日午前、財務省(同省提供) 〔写真説明〕日米財務相会談後に記者会見する片山さつき財務相=12日午前、財務省

2026年05月12日 13時26分


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