
本州初となる国の特別天然記念物トキの放鳥が31日、石川県羽咋市で行われた。県は2024年1月の能登半島地震からの復興のシンボルと位置付けている。式典には秋篠宮ご夫妻も出席された。
放鳥は市内の広場で行われ、ご夫妻や地元の小学生らが箱を開けると、8羽のトキが能登の空を舞った。このほか10羽は市内に設けた仮設ケージ内で約2週間、周囲の環境に慣れさせてから自発的に飛び立つのを待つ。
これに先立つ記念式典で秋篠宮さまは「放鳥が復興のシンボルとして希望をもたらすことを願っております」とあいさつ。山野之義知事は「半世紀ぶりにトキが能登の大空を舞う夢が実現する日を迎えられてうれしい」と述べた。
トキは明治時代の乱獲や自然破壊で個体数が減少。1970年に本州最後のトキが石川県穴水町から新潟・佐渡島へ移送され、人工繁殖を試みたが失敗。03年に日本産は絶滅した。
【時事通信社】
〔写真説明〕放鳥式でトキを放たれる秋篠宮ご夫妻=31日午後、石川県羽咋市(代表撮影)
〔写真説明〕放鳥され、舞い上がるトキ=31日午後、石川県羽咋市(代表撮影)
2026年05月31日 19時28分