
【北京時事】中国全国人民代表大会(全人代、国会に相当)常務委員会は28日、軍制服組トップの張又侠・中央軍事委員会副主席と、劉振立・同委委員の役職解任を決めた。国営新華社通信が伝えた。両氏は、今年1月に「重大な規律・法律違反」の疑いで調査を受けていることが明らかになっていた。軍の役職を解かれたことで両氏の失脚が確定した。
張氏は中越戦争に従軍した経験を持つ。共産党上位20人超の政治局員も務め、名実ともに軍を取り仕切る人物だった。父親は軍副総参謀長などを務めた故・張宗遜上将で、習近平国家主席(中央軍事委員会主席)の父親である故・習仲勲元副首相と親しかったとされる。
劉氏は陸軍司令官などを経て中央軍事委入りし、作戦部門を取り仕切る統合参謀部参謀長を務めていた。
軍の最高指導機関である中央軍事委の現体制は7人で発足した。だが、2023年には李尚福前国防相、昨年には副主席だった何衛東氏、委員だった苗華氏が汚職で解任された。張氏と劉氏の失脚で、同委メンバーはトップを務める習氏と何氏の後任として昇任した張昇民副主席の2人だけという異常事態になっている。
【時事通信社】
〔写真説明〕中国軍制服組トップの張又侠・中央軍事委員会副主席=2024年10月、ハノイ(EPA時事)
〔写真説明〕中国の劉振立・中央軍事委員会委員=2023年10月、北京(EPA時事)
2026年08月28日 21時52分