【香港時事】中国国営新華社通信は25日、習近平国家主席が7月1日に香港で行われる英国からの返還25周年記念式典に出席すると伝えた。現地での式典出席が実現すれば、習氏が中国本土外へ出るのは2020年1月のミャンマー訪問以来となる。
20年に新型コロナウイルス感染が拡大した後、習氏は外遊を避けてきたため、今回の式典出席を見送るという観測が一部で出ていた。
式典に合わせ5年に1度の行政長官就任式も行われる。節目の年の式典には、これまで必ず国家主席が香港を訪れてきた。特に今年は、英中双方で「50年間維持する」と約束された一国二制度が折り返し点を迎える重要な年でもあり、習氏は、香港統治の「成功」を直接アピールする考えとみられる。
【時事通信社】
〔写真説明〕中国の習近平国家主席=2017年6月、香港(AFP時事)
2022年06月25日 12時12分